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競走馬の誕生から余生まで
RACE HORSE GROWTH
競走馬とは
競馬のレースの為に専用に改良された馬の事である。
競走馬を調べてみるとこのような説明を良く見かける。ではこのレース用に改良された馬、普通の馬と何が違うのだろうか?どのように改良され今に至るのか、またどの様に誕生しどの様な生涯を送るのか?
競走馬について様々な観点から見て行こうと思う。
誕生
競走馬が誕生するにはまず親馬が交配する必要がある。この交配も単純ではなく誕生する馬の価値を決めてしまうくらい重要なものである。
競走馬は冬から春にかけて年一度の種付けと出産のシーズンが来る。このシーズンに良い種牡馬から種をもらい受胎させるわけなのだが種牡馬と言ってもピンキリで高い種牡馬ともなると数千万なんて破格の種牡馬も存在する。
記憶にも新しい「ディープインパクト」の種付料は約1000万〜2500万円と言われている。強い馬を生み出す為に強い馬の遺伝子を残そうとするわけだがこれだけの値段で種付けし無事に受胎したとしてもそれだけでは終わらないのである。
流産や死産、他にも母体となる母馬にも何かあってはいけない。馬の妊娠期間は330日程と言われ、人間の妊娠期間と同じくらいになるがその期間慎重に世話や検査を繰り返しようやく競走馬の卵としてこの世に生をうけるのだ。
育成
無事出産され、この世に生を受けた競走馬の卵。しかしいくら競走馬の卵とは言え生まれて間もなくからレースに慣れさせると言う事はない。いくつかのステップを踏み徐々に競走馬として歩みを進める事になる。
まず産まれた仔馬はおよそ半年くらいの期間を過ぎると母馬から強制的に離される。これを離乳と呼ぶ。母馬と離れる事に慣れさせた仔馬はまた一歩、競走馬として歩進める。
1歳にくらいになると今後は競走馬として慣れる為の訓練が始まる。競走馬の仔馬であっても競走馬として様々な馬具に慣れさせなければいけない。これらを全般的に「馴致」と呼ぶ。
最初は慣れないものにストレスなども感じる為、徐々に慣れさせケアをしつつ最終的には人を乗せるところまで日々訓練を行うのである。それらを経て今度はいよいよ競走馬としての適性をはかる基礎トレーニングが開始される。およそ半年弱2歳を過ぎて間もないくらいまでこれらのトレーニングを重ね競売へとかけられるのである。
調教
2歳頃から競売を経て、購入した馬主のもとに引き取られ本格的な競走馬としての調教を受ける事になる。この時には厩舎入りを果たし、競走馬としての登録も行われる。
性格こそ仔馬らしさはあるものの容姿はすっかり一人前の競走馬としての風格が出てくる。厩舎ではデビューに向け様々な訓練を行い新馬戦での勝利の為に日々訓練や検査等を入念に行い調整される。まさに調教師としては腕の見せ所となる。
デビュー
競走馬としての準備を終えるといよいよ競走馬としてデビューする事になる。これまで積み重ねたものを発揮出来るか、デビュー戦となる3歳新馬戦は競走馬としての一つの分岐とも言えるレースとなる。
この新馬戦と呼ばれる競走馬のデビューレースは一度しか出走出来ない。新馬戦で勝利を収めた競走馬は今後の競走馬生活が注目されるようになり、負けた競走馬はその後は未勝利戦のみ参加する事になり勝利をおさめるまでは注目を浴びる事もなく消えていく。デビュー戦はまさに競走馬としてのターニングポイントと言える。
躍進
デビューを飾った競走馬は約2年〜3年の競走馬生活を送る。期間としては短いがこの短い期間の中でいかに競走馬として勝利をおさめ、また勝利の中でもどれだけ重賞での勝利をおさめ賞金を稼げるかが競走馬として価値をあげる。
レースには牝馬のみが出走できるものや獲得賞金など様々な出走条件等があり、その競走馬にあった条件且つ重賞に照準を絞りより高いグレードのレース勝利を目標に調教などを繰り返していく。
G1レースともなれば賞金は1億を超えるものもあり一つでも獲ればその競走馬の価値は一気に跳ね上がる。この価値は競走馬生活でも重要だが競走馬として引退した後にも大きな影響を及ぼす。ここもまたターニングポイントの一つであろう。
引退
競走馬としての生活を終えると引退を迎える。引退するタイミングはその競走馬によって馬主の意向や健康状態などで異なるが純粋に年月を重ねて引退する馬ばかりではない。中にはレース中に起こる不慮の事故や病気などで若くして引退する競走馬も少なくはない。
また、引退後の競走馬の未来も様々で、獲得賞金や勝利数の多い競走馬は種牡馬や繁殖牝馬として余生を送る競走馬もいれば乗馬用として余生を送る競走馬もいる。名を残す程に活躍をした競走馬は産駒を生み出しその血統を引き継いだ仔馬がまたどこかで誕生する。
余生
馬の寿命は30歳〜35歳と言われていますが、実際に引退した競走馬で余生を全うできる馬はそう多くはない。それは引退した競走馬を養っていく為にはたいへんお金が掛かる為、ほとんどの馬が殺処分されてしまうからだ。
引退馬への助成事業をおこなっている公益法人もあり、助成を受けて繋養されている競走馬の情報なども掲載されている。
http://www.meiba.jp/
また、競走馬の余生を支える取組みが団体、個人を問わず様々なところで行われています。
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